ブラームス:交響曲第1番 : Music
ReleaseDate : 2001-09-27SalesRank : 37683
AverageRating :
: 4.5Creator : ミュンシュ(シャルル) ブラームス パリ管弦楽団
Publisher : EMIミュージック・ジャパン ( )
Studio : EMIミュージック・ジャパン
Time : 48分
CD : H:47 x L:559 x W:496
EMIミュージック・ジャパン
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Tracks: ブラームス:交響曲第1番 ハ短調 作品68 第1楽章:ウン・ポコ・ソステヌート アレグロ, ブラームス:交響曲第1番 ハ短調 作品68 第2楽章:アンダンテ・ソステヌート, ブラームス:交響曲第1番 ハ短調 作品68 第3楽章:ウン・ポコ・アレグレット・エ・グラツィオーソ, ブラームス:交響曲第1番 ハ短調 作品68 第4楽章:アダージョ ピウ・アンダンテ アレグロ・ノン・トロッポ・マ・コン・ブリオ

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フランス人の考えるドイツ的なものとは・・ : 2007-11-05パリ音楽院管弦楽団を発展的に解消し、シャルル・ミュンシュの下、フランス国家の栄光とフランス音楽の象徴的オーケストラとしてパリ管が設立されたのが67年。その後ミュンシュは68年に急逝してしまいますが、この間、ベルリオーズの「幻想交響曲」と、このブラームスの録音を残しました。この「幻想交響曲」と「ブラ1」という2曲の選択について、私は大変意図的なものを感じます。つまりミュンシュは今後、パリ管が世界的な音楽市場において、単なる「フランスものの専門オケ」と見做されることを嫌い、あえてドイツ音楽の真髄ブラームスをここに持ってきたのではないでしょうか。
演奏については今では語りつくされた感があります。曰く、「フランスのオケ、指揮者なのにドイツ的な響き」とか、「燃え滾る情熱」あるいは終楽章のティンパニの轟音に度肝を抜かれる人も多いでしょう。つまりミュンシュは、西洋音楽の中心はあくまでドイツ・オーストリア音楽であることを意識し、このブラームスを、パリ管を使い、如何にもドイツ的な部分を最大限に強調して演奏したのではないのでしょうか?「フランスの指揮者(ミュンシュはストラスブール生まれなので正確にはアルザス人とでも言うのか)、フランスのオケでもブラームスをここまで立派に演奏できるんだぞ!」という意気込みは演奏からも充分に感じ取ることが出来ます。
しかし、それはあくまでフランス人の考える『ドイツ的』なもので、オケの持つ民族的特性はやはり隠しようがありません。録音の所為か分かりませんが、表現がどことなく色彩感を帯びた絵画的なものですし、基本的に明るくエレガントな弦の響きや、開放的な管楽器もやはりラテン的特質でしょう。
ひとつの資料的性格を持つディスクではありますが、ブラ1のスタンダード足り得るかはやはり??です。
大噴火! : 2007-01-08自分は玄人的なことは一切言えませんが、このアルバムから放射されるエネルギーはとにかく凄まじい!その事だけははっきりと分かります。重厚な音から静寂な空気まで余すことなく表現できていると思いますし、第四楽章なんて感動の嵐ですよ!一人の指揮者の気魄がオーケストラに相乗効果をもたらしている。なんてすばらしいアルバム。自分も酔いながら聴いています!
ミュンシュの遺してくれた素敵な2枚の内の1枚! : 2006-12-03ミュンシュの遺してくれた素敵な2枚の内の1枚!もう1枚はいわずと知れたベルリオーズの幻想交響曲である。パリ管だから幻想交響曲と結びつくかも知れないが、パリ管だからブラームス1番なんてと思う人も多いのでは。フランスのパリ管でも、ドイツの重鎮ブラームス、それも重厚な交響曲第1番は最高なのです。カラヤン、アバドなどのブラ1しか聞いたことの無い人は、是非、このCDを聞いて欲しい。とても安いし...絶対に損は無いと言い切れます。
やはりブラ1の最高峰 : 2006-11-19この白熱したムード。固唾を飲ませる緊迫感。やはりブラ1のナンバーワンでしょう。
第四楽章の暗雲の立ち込めた様な旋律から、歓喜の旋律への虹のかかったような美しい移行がたまりません。ラストの盛り上がりは鬼気迫り、何度泣いたか忘れました。素晴らしい版です。録音はいまいちですが、やはりオススメです
最新のリマスタリング技術で鮮やかに蘇った、ミュンシュの歴史的かつ奇跡的な名演奏! : 2006-07-29「フランス音楽を得意とする指揮者のドイツ音楽は、イマイチ」。これが、クラシック音楽界の常識となっている。色彩的で、洗練されたフランス音楽と、堅牢な建築物のような骨太のドイツ音楽を、一人の指揮者の感性の中で両立させるのは、至難の技なのだろう。古くは、アンセルメ、マルティノン、クリュイタンス、現代では、デュトワ、小澤など、例を挙げれば、枚挙にいとまがない。
そんなクラシック音楽界の常識を破り、未だに、他の指揮者を全く寄せ付けない歴史的な名演奏との評価を受けているのが、ミュンシュのこの演奏なのだが、さらに驚くべきことには、これは、パリ管弦楽団設立直後の演奏でもあるのだ。オーケストラのアンサンブルというのは、一朝一夕で磨き上げられるものではなく、長い年月を掛けて熟成されていくものという一般常識をも見事に覆したという点を加味すれば、この演奏は、奇跡的な名演奏でもあるのだ。
ミュンシュは、フランス音楽の大家の中でも、マルティノン、クリュイタンスのような、優美で繊細な演奏を持ち味とするタイプとは一線を画した、たくましく情熱的な演奏をするタイプであり、そういった意味では、ドイツ音楽、とりわけ、「闘争から勝利へ」という楽想を歌い上げたこの曲との相性が、よほど良かったのだろう。
さて、私は、最新のART技術によって蘇ったこのCDの演奏を、手持ちの旧盤と比較しながら聴いてみたのだが、音が伸びない不満を感じる旧盤に対し、この新盤は、全く別の演奏かと聴きまごうほど、ダイナミックレンジが大幅に改善されている。最強音の音域の広がりは、想像を絶するほどであり、ミュンシュのスケールの大きい白熱の演奏の真価が、より鮮明に伝わってくるようになっているのだ。旧盤だけを聴いての評価であれば、「評判ほどでもない」というのが私の評価であり、つくづく、最新盤を手に入れたうえで、このレビューを書いてよかったと思っている。
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